「感染防止の障害になる」ばかりではなく、
「かえって感染を広げる原因になりかねません」
感染者ばかりでなく、医療従事者やその家族に対しても「感染差別」が激しくなっており、医師、看護師、検査技師など医療従事者の疲労困憊に輪を掛けることになっています。
医療崩壊にストップをかけるためには、医療従事者の方々に頑張っていただくことが欠かせない要件であることは、誰しも分かっていることです。
そうした差別を恐れて、症状が出ているのに我慢して、治療を受けないとかPCR検査を受けようとしない人が増えると、家庭内感染ばかりではなく、地域での感染を拡大することになりかねないことも、誰にもわかることです。
ところが、これまで、これらのことを繰り返して呼び掛ける努力が足りなかったように思われます。
緊急事態宣言の対象が全国に広げられた時期に、広島県知事が県民にこのことを強く訴えたことが話題となりました。
しかし、政府のよびかけはまだまだ不十分ではないでしょうか。
先日政府の専門家会議が提言した「新しい生活様式」の「実践例」をみても、国民ひとり一人の自粛的な努力ばかりが細々しく強調されているように感じます。
PCR検査センターの整備を進めるに当たっては、早期に検査を受けること、感染が発見されたら速やかに保護や治療を受けること、それは、早期に回復するため、そして感染源となる心配をなくすることであり、収束に至るための協力でもあることをしっかりよびかけることが大切だと考えます。
上尾市でもPCRセンターの設置が実現したら、その時期を転換点として、医療従事者や
介護事業従事者、保育所や学童保育所の職員、学校の教職員など全員検査を受けることで検査についてのイメージチェンジを図ることが必要ではないでしょうか。
「軍隊を持たない国」として有名な国「コスタリカ」が、
新型コロナウイルス感染の抑止成功かと注目されています。
5月11日の「埼玉新聞」に掲載された記事を紹介させていただきます。
コスタリカの人口はほぼ500万人です。感染者数は780人、死者数は6人。
お隣の国パナマの人口は418万人です。感染者数は8千人以上、死者数は200人以上。
大きな違いがあります。軍がない代わりに、保健が充実しているコスタリカ。
詳細は、記事をご覧下さい。
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