「上尾市図書館の在り方」について、
「市民への説明会を開催することを求める要望書」
に対する畠山市長からの回答書が届きました!
3月18日に図書館長へ手渡して提出した「要望書」への回答書が、3月31日に市長の決裁を得て、郵送されて私の手元へ3月2日に届きました。
遅滞なく回答いただけたことは、ありがたく思っております。
私どもの「要望書」は畠山市長だけではなく、池野教育長にも当てて提出しておりましたので、池野教育長も、市長の前に決裁しておられるものと理解しております。
回答の内容は、以下に、全文のファイルを添付してご紹介させていただきますので、市民のみなさまに目を通していただきたいと存じます。
僭越ではございますが、要望書提出者の上尾の図書館を考える会・土屋豊子世話人代表に代りまして、事務局長の大友より、回答内容についてコメントさせていただきます。
@ 冒頭に、「『上尾市図書館の在り方』につきましては、上尾市図書館協議会の立場から作成された答申であることから、現在のところ、説明会は予定しておりません」と書かれている点については納得できるものではありません。
図書館協議会は、図書館法第14条に基づいて公立図書館に置かれており、「図書館の運営に関し館長の諮問に応ずるとともに、図書館の行う図書館奉仕につき、館長に意見を述べる機関とする」と定められています。
委員は、社会教育や学校教育の関係者、地域住民組織の役員、学識経験者等から選任されており、協議会は本来、市民の声を図書館の運営やサービスに反映することを期待されていると考えられます。
「上尾市図書館の在り方」は、今後の図書館サービス計画の検討に当たっての理念や基本方針に関わる内容を律する重要な文書となるものであるはずです。
館長はそれを尊重する義務があるはずと考えますし、「答申」を棚の上に置いておくのではなく、市民に公開して、市民の意見も聴き、両方を次の計画検討に生かすことが望まれます。
市民に説明することを拒むことは、市民の意見を聴くことを拒むことにもつながる残念な姿勢と感じられ、改めてほしいことです。
幸い、「現在のところ」と書かれており、再考の余地はあるようですので、前回の計画が中止となった苦い経験を踏まえて、市民の声を聴くことに努めていただきたいと思います。
A 「答申案の内容については、市ホームページ等でお知らせするとともに、今後、実施を予定している座談会等で説明したいと考えております。」と述べていますが、座談会のことは具体的に説明されていません。
説明会に代る内容を含む座談会ということであれば、一概に否定するものではありませんが、大事な説明会を片手間の報告だけで済ませることになるようでは到底賛成すること はできません。
B 「第2次上尾市図書館サービス計画に代る新たな計画の策定については、館内アンケートや、パブリックコメント等により、市民の皆様のご意見を聴取しながら進めて参りたいと考えております。」と述べている点は、前回の計画策定の時と全く同じ手法の繰り返しに過ぎず、これでは、市民の声を聴く気が無いと受け止めざるを得ません。
「なんの反省もなければ、工夫すらない」、市民に向き合って説明し、意見を聴くという姿勢がない、などと市民から批判されることは気にしないということなのでしょうか。
前回はそれでも議会で承認されましたし、市民の力も弱かったので、まかり通ってしまったわけですが、今度は議会のチェックも厳しくなると思われますし、市民も経験を積んでいます。前回の反省を深めて、進め方を抜本的に変えない限り新たな図書館サービス計画の策定は進まない、と認識を新たにしていただくことが必要ではないでしょうか。
C 「第6回協議会は、新型コロナウイルス感染症対策のため延期とさせていただいており、次回会議及び答申につきましては、委員長と調整の下、改めて決定してまいりたい」とのことですが、私は妥当な判断と思っています。
第5回協議会に提案されていた「答申」(案)は、分館・分室の維持や改善(老朽化対策)のことは出されていましたが、図書館本館をどうするのかについては何も触れられていませんでした。
肝心要の検討課題について「図書館協議会」の意見を答申してもらうようにしていないのでは、「上尾の図書館の在り方」の内容は片手落ちといわざるを得ません。
そのような答申を急いで出していただいても意味があるのかどうかが問われるのではないでしょうか。
以上のことから、私は、「上尾の図書館の在り方」の検討の進め方そのものの見直しを求めることが必要になっていると感じています。
図書館の問題に関心が深い市民のみなさま、どうぞご意見をお聞かせください。
畠山市長からの回答文書
2020年04月04日
No 69 「上尾市図書館の在り方」について「市民への説明会の開催を求める要望書」に対する回答
posted by ひろみ at 14:11| Comment(2)
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2020年03月14日
No 58 図書館は、いまこそ子どもたちに役立ってほしい!
図書館は、いまこそ子どもたちに役立つてほしい!
3月13日付けの「埼玉新聞」に「図書館 開館すべきか」という記事が掲載されました。
「新型コロナウイルス対策で公共施設の休止が広がる中、文部科学省は12日までに、子どもの読書を支えるため休館中も本の貸し出しを続けるなど、柔軟な対応を促す文書を各自治体に出した。感染の広がりに地域差があるため、一律の対応は求めていない。あえて開館を続ける自治体がある一方で、臨時休館したり年齢制限したり、判断は分かれている」と書かれ、県内外の各地の図書館の対応の事例を紹介しています。
各地の図書館の対応の事例については、その記事のコピーをご覧ください。
各地の教育委員会等からの文部科学省への問い合わせに対する回答の内容は以下の通りとなっています。(文部科学省のホームページより検索)
問44,学校臨時休業中の図書館の開館、利用は可能なのか。
○ 子供の読書活動は、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものに し、人生をより深く生きる力を身に付けていく上で欠くことのできないものです。
○ 公益社団法人日本図書館協会が2月28日に公表した「新型コロナウイルス感染症による学校休校に係る図書館の対応について」では、「学校が休校になった場合、児童生 徒が図書館(中略)を訪れる可能性は高いと思われます。各図書館・学校図書館におかれましては、自治体、教育委員会、設置母体等と、密接に情報交換・協議をして歩調を 合わせ、それぞれの地域の状況に適した、感染拡大を防ぐ対応を図っていただきたい」 とされています。 各図書館の開館、運営については、こうした点を踏まえ、適切に判断していただきたい と考えます。
○ なお、各図書館では、 @一人当たりの貸出冊数を通常よりも多くしたり、貸出期間を通常よりも延長したりする。 A休館中でも事前に予約した本の貸出等は行う。 B学校図書室を、児童の自主学習スペースとして活用する。 等の柔軟な取組も行われています。こうした例も参考にしていただくようお願いしま す。
担当:総合教育政策局地域学習推進課(内2094)
上尾市の図書館は、2月28日の段階では、「新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い」を発表し、マスクの着用や頻繁な手洗いなどに努めることをお願いして、開館は続けることにしていましたが、市議会が日程を変更することを決めた3月3日の翌日、3月4日からは、webでの予約受付、予約した資料の貸し出し、資料の返却のみの対応、それ以外のサービスは3月15日まで休止としました。
さらに、3月6日からは、予告もなく当日から3月31日まで全館一斉休館と発表して今日に至っています。
文部科学省の見解のことは検討されたのか、子どもたちへの役立ちについてできることは一切無いと判断されたのか、なんの説明もされていないため、不満の声が出されています。
3月13日付けの「埼玉新聞」に「図書館 開館すべきか」という記事が掲載されました。
「新型コロナウイルス対策で公共施設の休止が広がる中、文部科学省は12日までに、子どもの読書を支えるため休館中も本の貸し出しを続けるなど、柔軟な対応を促す文書を各自治体に出した。感染の広がりに地域差があるため、一律の対応は求めていない。あえて開館を続ける自治体がある一方で、臨時休館したり年齢制限したり、判断は分かれている」と書かれ、県内外の各地の図書館の対応の事例を紹介しています。
各地の図書館の対応の事例については、その記事のコピーをご覧ください。
各地の教育委員会等からの文部科学省への問い合わせに対する回答の内容は以下の通りとなっています。(文部科学省のホームページより検索)
問44,学校臨時休業中の図書館の開館、利用は可能なのか。
○ 子供の読書活動は、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものに し、人生をより深く生きる力を身に付けていく上で欠くことのできないものです。
○ 公益社団法人日本図書館協会が2月28日に公表した「新型コロナウイルス感染症による学校休校に係る図書館の対応について」では、「学校が休校になった場合、児童生 徒が図書館(中略)を訪れる可能性は高いと思われます。各図書館・学校図書館におかれましては、自治体、教育委員会、設置母体等と、密接に情報交換・協議をして歩調を 合わせ、それぞれの地域の状況に適した、感染拡大を防ぐ対応を図っていただきたい」 とされています。 各図書館の開館、運営については、こうした点を踏まえ、適切に判断していただきたい と考えます。
○ なお、各図書館では、 @一人当たりの貸出冊数を通常よりも多くしたり、貸出期間を通常よりも延長したりする。 A休館中でも事前に予約した本の貸出等は行う。 B学校図書室を、児童の自主学習スペースとして活用する。 等の柔軟な取組も行われています。こうした例も参考にしていただくようお願いしま す。
担当:総合教育政策局地域学習推進課(内2094)
上尾市の図書館は、2月28日の段階では、「新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い」を発表し、マスクの着用や頻繁な手洗いなどに努めることをお願いして、開館は続けることにしていましたが、市議会が日程を変更することを決めた3月3日の翌日、3月4日からは、webでの予約受付、予約した資料の貸し出し、資料の返却のみの対応、それ以外のサービスは3月15日まで休止としました。
さらに、3月6日からは、予告もなく当日から3月31日まで全館一斉休館と発表して今日に至っています。
文部科学省の見解のことは検討されたのか、子どもたちへの役立ちについてできることは一切無いと判断されたのか、なんの説明もされていないため、不満の声が出されています。
posted by ひろみ at 17:57| Comment(0)
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2020年03月06日
No 56 図書館はついに3月6日から全館休館となりました
上尾の図書館は、ついに本日(3月6日)から
全館休館となりました。
原因は、市内在住者の新型コロナウイルス感染が確認されたから、と考えられます。
「自粛」の無限の連鎖の始まりとなることが懸念されます。
以下、「臨時休館のお知らせの公示」、及び、昨夜22時に出された「市内に感染を確認」の公示と、新聞報道をご紹介します。
上尾市図書館全館(室)の臨時休館について 令和2年3月6日
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3月4日(水曜日)から図書館サービスの一部休止をしておりましたが、更なる対策のため、上尾市図書館は、3月6日(金曜日)から3月31日(火曜日)まで、全館(室)で一斉に臨時休館といたします。
なお、新型コロナウイルス感染拡大等の状況によっては期間等を変更させていただくことがございますので、市ホームページ等でご確認ください。
ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
新型コロナウィルスに関する情報をお知らせします。
3月5日 22時
埼玉県の報道発表によりますと、上尾市在住の方に新型コロナウイルスの感染が確認されました。
1.年代:50代
2.性別:男性
3.国籍:日本
4.職業:警察官(武南警察署)
5.居住地:上尾市
6.行動歴:渡航歴、接触歴 なし
全館休館となりました。
原因は、市内在住者の新型コロナウイルス感染が確認されたから、と考えられます。
「自粛」の無限の連鎖の始まりとなることが懸念されます。
以下、「臨時休館のお知らせの公示」、及び、昨夜22時に出された「市内に感染を確認」の公示と、新聞報道をご紹介します。
上尾市図書館全館(室)の臨時休館について 令和2年3月6日
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3月4日(水曜日)から図書館サービスの一部休止をしておりましたが、更なる対策のため、上尾市図書館は、3月6日(金曜日)から3月31日(火曜日)まで、全館(室)で一斉に臨時休館といたします。
なお、新型コロナウイルス感染拡大等の状況によっては期間等を変更させていただくことがございますので、市ホームページ等でご確認ください。
ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
新型コロナウィルスに関する情報をお知らせします。
3月5日 22時
埼玉県の報道発表によりますと、上尾市在住の方に新型コロナウイルスの感染が確認されました。
1.年代:50代
2.性別:男性
3.国籍:日本
4.職業:警察官(武南警察署)
5.居住地:上尾市
6.行動歴:渡航歴、接触歴 なし
posted by ひろみ at 23:42| Comment(0)
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