市長への要望書に対する回答をご紹介します。
「要望書」を提出したのは4月30日、議長から回答が届いたのは5月9日、そして、市長からの回答が届いたのは5月21日でした。
上尾PCR検査センターが開設されたのは5月19日でしたので、回答書より、要望の実現の方が早かったわけで、このようなことは初めての出来事でした。
5月12日、13日に開催された「全議員説明会」への報告では、PCR検査センターは実現のめどがたったことが報告されたと複数の議員さんからの情報で知っていましたが、その時点では、開設日はまだ決まっていないとのことでした。
そのため、回答書が届かなくても催促はせずに待っていたのですが、まさか、回答より先に開設が実現するとは思ってもみないことでした。
回答書(5月20日付け)の内容は
回答書の内容は至極あっさりとしており、以下の通りです。
「埼玉県が地域の郡市医師会に対し、PCR検査センターの委託を進めています。上尾市におきましても、上尾市医師会が県の委託を受けて、5月19日に開設することになりました。」
これだけです。
上尾市が医師会と相談した時に、医師会から要望された資材(N95マスクや防具服、フェイスシールド、グローブなど)を市が調達して提供をすること、
検査費用も、初診料の自己負担分については市が全額負担すること、
問い合わせが増えることに対応する「新型コロナウイルス総合窓口(電話775−2294)を市が設置すること(本ブログ5月14日の中で紹介しました)、
など、市としても努力していることをもっとアピールしても良いのではないかと感じました。
また、検体採取は「ドライブスルー方式」で行う事も報告してくれれば親切なのに、とも感じています。
さらに、関連して「上尾市新型インフルエンザ等対策行動計画(平成26年12月)に基づいた対応を実施してくださいと要望していた点に対しては、
「上尾市新型インフルエンザ等対策行動計画」に位置付けられている「専門家会議」を令和2年4月28日に開催しました」
と書かれているだけです。
これだけでは、市としてどのような努力をしているのかを、全く伺い知ることができません。
上尾市の「新型コロなウイルス感染症対策に係る主な実施事業」についての、AAN世話人瀬田裕司氏からのレポートを紹介します。
5月12日、13日に上尾市は市議会議員に対して新型コロナウイルス対策の説明会を開きました。
その場で、上尾市は、埼玉県内でも先進的な幾つかの取り組みを独自に行うことがわかりました。
1、市内の業者へ給付金。
(6300社に一律5万円)
2、商店街活力再生推進事業
衛生対策、PR・商品券・クーポン発行に補助金。(最大10万円)
3、地域宅配事業への支援
テイクアウト、デリバリー商品の開発や燃料費に支援 (最大10万円)
4、ひとり親 家庭に給付金
5月中に児童扶養手当支給世帯に給付金 (2120人に一人3万円)
どれも市が行う事業としては画期的な取り組みです。
【畠山 稔市長の最新記事】
埼玉県内でも先進的な幾つかの取り組みを独自に行うとのこと、嬉しいかぎりではありますが、
市民連絡が下手、取り組みに対するスピード不足、等が気になります。
多数の市民に届く「広報あげお」6月号の改善が進んでいるかに注目したいと思っています。