4月7日に緊急事態宣言が発せられてから2週間が過ぎ、
昨日(21日)から5月6日まで、残り15日となりました。
その後はどうなりそうか、想像してみるために、
現状のデータを集めてみました。
世界では、中国や韓国はいったん収束してきて、ヨーロッパもイタリアやドイツでは増加率が低下してきていますが、アメリカやイギリスはまだ高い増加率が続いていますし、インドや南米、アフリカの諸国はまだこれから増える可能性があります。
また、この新型コロナウイルスの感染爆発は、一度だけでなく、2波、3波と繰り返す可能性があるといわれています。
日本は、3月まではヨーロッパに比べると緩やかな増加率でしたが、4月からは東京はじめ、1都3県が急増を続け、4月7日以後は地方でも急増がはじまり、緊急事態宣言の対象を全国に広げることになりました。
4月21日には、感染者数でも、死者数でも、韓国を上回る事態となりました。
5月6日で緊急事態宣言を取り下げて、外出の自粛、事業の休業などを緩和することは無理があると思われます。
埼玉県では、感染速度に都市間の差が大きく、現時点では感染者数で、所沢市がさいたま市を上回って
108人で第1位となった驚くべき事態が起きています。
病院での集団感染が起きると一気に増加することが特徴的です。
反面、北本市が0、桶川市が1人など高崎線沿線の市がまだ極少なく、町村部では12町1村が0を維持しています。まだまだこれから広がる可能性があると見る方が現実的ではないでしょうか。
大野埼玉県知事は、5月6日空けには、感染者数1000人になることを想定して、病床600床の確保のための対策を検討しています。
上尾市では、感染者1人だけの時期が長く続き、その後3人に増えてそれがまたかなり続いていましたが、4月中旬になって4人目、5人目が相次ぎました。
人口20万人以上の他市はすべて感染者数20人以上になっていますので、5人は目立って少ないと言えますが、何か特別な感染防止対策をしてそうなっているわけではありませんので、いずれ他市並になることを覚悟して早期に対策を検討すべきです。
世界や日本全国、埼玉県内の現状を見ると、上尾市が現状を維持していけると安住しているわけにはいきません。
いよいよ県内にも、「発熱外来」や「PCR検査センター」
の設置や検討が始まりました。
所沢市では遅まきながら4月21日に「市民医療センター」(49床を持つ市立病院、隣に市の保健センターもある)の敷地内に、特設テントで「発熱外来」を開設しました。
市内の医療機関からの診療依頼に基づき完全予約制で、コロナウイルス感染の疑いがある人専用の診察と、血液と鼻粘膜の採取(X線撮影は屋内で一般患者と動線を分けて撮影)を行います。新聞報道ではなぜかPCR検査はせずに、感染が強く疑われる人は、狭山保健所内の帰国者・接触者相談センターに相談してもらうとしています。
さいたま市や川口市はもとより、川越市、越谷市、春日部市、熊谷市などでも「発熱外来」や「PCR検査センター」の設置の検討はされると考えられ、それらの市に遅れをとることなく、上尾市は10年前の新型インフルエンザ感染予防で先進的な取り組みをした経験を発展させてこの災厄に対処し、市民のために役立つ市政執行部と市議会としての役割を発揮してほしいと願う次第です。
2020年04月22日
N0 79 世界と日本全国と埼玉県内と上尾市の感染状況の比較をしてみました
posted by ひろみ at 17:05| Comment(0)
| 新型コロナウイルス感染症
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