2020年03月14日

No 58 図書館は、いまこそ子どもたちに役立ってほしい!

図書館は、いまこそ子どもたちに役立つてほしい!

 3月13日付けの「埼玉新聞」に「図書館 開館すべきか」という記事が掲載されました。
 「新型コロナウイルス対策で公共施設の休止が広がる中、文部科学省は12日までに、子どもの読書を支えるため休館中も本の貸し出しを続けるなど、柔軟な対応を促す文書を各自治体に出した。感染の広がりに地域差があるため、一律の対応は求めていない。あえて開館を続ける自治体がある一方で、臨時休館したり年齢制限したり、判断は分かれている」と書かれ、県内外の各地の図書館の対応の事例を紹介しています。
 各地の図書館の対応の事例については、その記事のコピーをご覧ください。

 各地の教育委員会等からの文部科学省への問い合わせに対する回答の内容は以下の通りとなっています。(文部科学省のホームページより検索)
問44,学校臨時休業中の図書館の開館、利用は可能なのか。

○ 子供の読書活動は、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものに し、人生をより深く生きる力を身に付けていく上で欠くことのできないものです。
○ 公益社団法人日本図書館協会が2月28日に公表した「新型コロナウイルス感染症による学校休校に係る図書館の対応について」では、「学校が休校になった場合、児童生 徒が図書館(中略)を訪れる可能性は高いと思われます。各図書館・学校図書館におかれましては、自治体、教育委員会、設置母体等と、密接に情報交換・協議をして歩調を 合わせ、それぞれの地域の状況に適した、感染拡大を防ぐ対応を図っていただきたい」 とされています。 各図書館の開館、運営については、こうした点を踏まえ、適切に判断していただきたい と考えます。
○ なお、各図書館では、 @一人当たりの貸出冊数を通常よりも多くしたり、貸出期間を通常よりも延長したりする。 A休館中でも事前に予約した本の貸出等は行う。 B学校図書室を、児童の自主学習スペースとして活用する。 等の柔軟な取組も行われています。こうした例も参考にしていただくようお願いしま す。
担当:総合教育政策局地域学習推進課(内2094)

 上尾市の図書館は、2月28日の段階では、「新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い」を発表し、マスクの着用や頻繁な手洗いなどに努めることをお願いして、開館は続けることにしていましたが、市議会が日程を変更することを決めた3月3日の翌日、3月4日からは、webでの予約受付、予約した資料の貸し出し、資料の返却のみの対応、それ以外のサービスは3月15日まで休止としました。
 さらに、3月6日からは、予告もなく当日から3月31日まで全館一斉休館と発表して今日に至っています。
 文部科学省の見解のことは検討されたのか、子どもたちへの役立ちについてできることは一切無いと判断されたのか、なんの説明もされていないため、不満の声が出されています。


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posted by ひろみ at 17:57| Comment(0) | 上尾の図書館
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