2020年04月02日

No 68 令和2年度スタートに当たっての県知事と上尾市長のご挨拶

大野元裕埼玉県知事、及び、畠山 稔上尾市長からの
令和2年度のスタートに当たってのご挨拶を紹介します。


img181 (3).jpg

img182 (5).jpg

 4月1日から、県庁も市役所も新年度(令和2年度=2020年度)がスタートしました。
 「彩の国だより」と「広報あげお」に、それぞれ、大野元裕埼玉県知事と畠山稔市長のご挨拶が掲載されていましたので、ご覧になられた方が多いと思いますが、二つ並べて比較しながら読んだ方はそう多くないかも知れないと考え、このように掲載してみました。
 先日は、新型コロナウイルスとの戦いが全世界の共通の課題となっている下で、ドイツの
メルケル首相のテレビ放送でのドイツ国民へのよびかけと、安倍首相の記者会見での日本国民へのよびかけをご紹介させていただきました。

 大野元裕知事は、毎日のようにテレビにも登場して訴え続けており、「彩の国だより」4月号の1面に掲げられた上記の記事では、「まずは、新型コロナウイルス感染症に立ち向かいます」「私が先頭に立って、県庁一丸となって全力で取り組んでまいります」と決意を表明しています。その上で県民に予防のための協力を求め、万一の際の相談先「県民サポートセンターの電話番号をお知らせしています。
大野さんの話は分かりやすい、同感できるとの市民の声が聞こえてきています。

 上尾市民の目下の最大の関心事は、新型コロナウイルスの問題ではないでしょうか。
 感染予防のさまざまな取り組みも、学校を休んでいる子どもたちへの対応でも、市役所が総力をあげて役割を発揮すべき時です。
 市議会3月定例会では、議員が発議して、「新型コロナウイルス感染症対策の強化拡充等を求める意見書」が全会一致で採択されています。
 畠山市長は、そうした期待や要望をどう受け止めているのか、どう対処しようとしているのか、また、市民に協力をよびかけたいことは何か、など、全力を尽くして語るべき時ではないでしょうか。

 残念ながら、「広報あげお」4月号の上記の記事では、新型コロナウイルス感染症のことは一言も触れられていません。畠山市長は一言も語っていないのです。
 「広報あげお」4月号全体を見回しても、新型コロナウイルス感染症に関する記事は、4ページ上段の囲み記事で「新型コロナウイルスの感染拡大防止にご協力を」をよびかけ、その中に「上尾市新型コロナウイルス対策本部」を設置したことを紹介していますが、相談を受けるとは書いていませんし、電話番号も掲載されていません。
 そして最後のページ(36ページ)には、厚生労働省の国民へのよびかけ(手洗いと咳エチケット、正しいマスクの着用について)をそのまま掲載して、それで終りです。
 図書館は、予告もなしに、3月6日から突如休館し、4月も休館するとしているのに、そのことが「図書館のページ(29ページ)」にも一言も書かれていません。
 その他のページを見ても、イベントなどほとんど中止となるのではないかと思われるのに、いつもと変わらない形で予定が掲載されていることにも驚かされます。
 これでは、不信感を広げるだけの広報になってしまうのではないでしょうか。


posted by ひろみ at 20:52| Comment(0) | 新型コロナウイルス感染症

No 67  市長から、駐輪場整備の要望書への回答書が届きました

市長から、駐輪場整備の要望書への回答書が届きました。

 3月16日に提出した「要望書」に対する回答が、一昨日(3月31日)午後に郵便で届きました。回答期限は4月6日と考えていましたので、1週間前倒しでした。
 当日、午前中に、「広報あげお」4月号を見て、当ブログ(No 66)に駐輪場問題の記事を掲載したばかりでしたが、その続きとして、市長からの回答文書に対するコメントを記したいと思います。
 回答の内容は、以下の3点となっています。
@ 歩道上へのラック式駐輪場等の設置の可能性について、庁内関係部局や関係機関等と協議をしております。
A 駅周辺店舗利用者用の駐輪場につきましても、各店舗に設置や増設の増設のの検討を依頼しているところです。
B 大型店舗や駅周辺の駐輪場の利用状況は、満車及び店舗利用者のための空きスペースが全くないといった状況ではないことから、市が駐輪場を設置することによる既存の民間駐輪場への影響にも配慮しながら、検討して参りたいと考えております。

@ は、利用者にとっては最も便利な場所であり、周りの店舗にとっても集客のために役
立つ駐輪場となると考えられ、是非とも実現してほしいものです。
A は、既存の商店や銀行その他サービス業の事業所などにとっては、手近のところに空
き地があるわけではないので、新たに自前の駐輪場を設けるとか拡張することは、至難のことと思われます。
B 大型店舗や駅周辺の駐輪場の利用状況は、「満車」とか、「店舗利用者のための空きス
ペースが全くないという状況ではない」と言う断定は、実際に困っている市民にとっては納得できるものではありません。
 交通防犯課へ電話で問い合わせてみたところ、空いている駐輪場があることは確かだが、市民に知られていないことから、「無い」と思われている状態である、との答えでした。
遠くの不便な場所にあると教えられても、そこまで探し当てるのは大変なので諦めるということであれば、それも無いことと同じではないでしょうか。

「民間駐輪場への影響にも配慮しながら検討する」ことを一概に否定するものではありませんが、「広報あげお」4月号の3ページに、地図付きで紹介された19の駐輪場の内、「市が直営している駐輪場はどれとどれですか」と質問してみたら、なんと、1番の「あげおサイクルポート南」1カ所だけという返事でしたので驚きました。
「上尾振興公社」のような第三セクターが運営しているものはないのか、とさらに尋ねましたら、「上尾土地開発公社」が運営しているのが、2番、9番、10番の3カ所との返事でした。
「上尾土地開発公社」はもう解散したものと思っていましたので、これも亡霊が生きていたような感じで驚きました。
いまはもう第三セクターではないはずですので、公社という名称を残しているとしたら、民間企業としてわかりやすい名称に変えてもらうべきではないでしょうか。
 
 さらに驚いたことに、ショーサンプラザの一角にある「ゼクシス」の壁面3面に沿って設置されている大規模なコインパーキング駐輪場は、誰にでも利用できる駐輪場であるにも拘わらず、上尾市の交通防犯課が所管する駐輪場として位置づけられていないことが分りました。
 19カ所の駐輪場の中には、この大規模な駐輪場は入っておらず、地図にも表現されていないのです。
 そのような状況でありながら、「既存の民間駐輪場への影響にも配慮しなければならない」と言われても、説得力を感じません。
 市が市民のために駐輪場を整備することを、なぜ、それほど遠慮する必要があるのでしょう。

 民間の駐輪場の中には定期利用客(月決め料金)が中心のところが8カ所、コインパーキングの一時利用のところが10カ所となっています。
@ の案のような駐輪場ができると影響を受ける、と想定されている駐輪場はどこのこと
なのか、そして、どの程度影響すると予測されるのか、明らかにしてほしいものです。
 その上で、本当に必要な対応策を検討するのであれば、市民からの理解も得られるのではないでしょうか。


以下に、畠山市長からの「回答書」のコピーを紹介します


駐輪場整備の要望書に対する回答書.jpg


posted by ひろみ at 08:23| Comment(0) | 自転車のまち上尾