2020年02月15日

No 46 昨年8月から、上尾市図書館協議会が急ピッチで開催されて来ています。

「上尾市第3次図書館サービス計画」の策定に向けて、
「上尾市図書館協議会」が開催されてきた経緯の紹介 


1,昨年8月5日に開催された「令和元年度第1回上尾市図書館協議会」 
 池野教育長、小林教育総務部長等が出席し、会議が始まる前に、新たに委嘱された6人の委員への委嘱式が開催され、委員長には新任の委員の代島常造氏(元県立熊谷図書館長)が選任されました。委員の名簿がホームページに掲載されていますので、後にご紹介します。
 そして、第1回協議会では、「第2次図書館サービス計画の進捗状況」が報告されると共に、「上尾市図書館の在り方と新たな計画について」が協議されました。
 令和2年度から、「第3次図書館サービス計画の検討」に入ることを前提にして、令和元年度中に「上尾市図書館の在り方」を諮問し、その答申を得ることが確認されています。
 そして、令和2年には「第3次図書館サービス計画」の策定を進めることが予定されています。
 その後、3,000名の市民へのアンケートが実施され(回収は900人ほど)、結果の集計がなされています。

2,昨年10月7日に開催された「令和元年第2回上尾市図書館協議会」 
 小林教育総務部長から、代島常造委員長へ、「上尾の図書館の在り方」(諮問)の文書が手渡されました。
 第2回協議会では、「社会環境の変化と図書館の在り方の変化」について事務局がまとめた資料が配付され、協議されました。

3,11月11日の第3回協議会と、年明け1月10日の第4回協議会 

 2回とも、「上尾市図書館の在り方」の検討に集中的な協議がなされ、委員から活発に意見が出されました。

4,2月17日に開催される第5回上尾市図書館協議会 

 これまで出された意見を反映して事務局が「答申案」を提案し、それに沿って協議される予定です。
 図書館事務局の意向では、「答申の内容を反映した第3次図書館サービス計画の検討」に入ることを予定しています。

市民の声を反映した、「より良いサービス計画」づくりを求めて 

 私たちは、「上尾市図書館の在り方」(答申)について市民への説明の場を設け、市民からの質問に答えると共に、要望意見を聴くことを求めたいと考えています。
 もちろん、市議会でも、とりわけ「文教経済常任委員会」においてしっかり説明を受け、審議していただきたいと願っています。
 まず、私たち自身が学ぶ必要があると考え、この間、調布市立図書館に関する資料を集めるなど、予備調査を進めてきました。そして、以下の通り見学会を実施しました。
 2月12日には市議会議員有志6人のみなさまが調布市立図書館の見学に出かけられ、
 2月13日には、上尾の図書館を考える会の世話人5人と、公募に応じて参加された市民6人、合計11人が調布市立図書館の見学に行ってきました。
 その成果を、以後連続してご報告させていただきます。


上尾市図書館協議会委員名簿 

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posted by ひろみ at 23:07| Comment(0) | 上尾の図書館

2020年02月06日

No 45 「イオンモール上尾」の説明会が開催されました。

「イオンモール上尾」の説明会が開催されました。 

 半年後の8月に開店する予定で、交通経路、営業時間、搬入作業や騒音など、近隣住民の生活に影響する問題を中心に説明が行われたとのこと。
 プラザ22で開催されたが、参加者はわずか20人ほどだったそうで、私も含めて多くの市民は知らずにいました。
 幸い、ブログ「ビジネスゲームの館」に詳細な報告が掲載されていますので、みなさまにご紹介させていただきます。どうぞご覧ください。 

「イオンモール上尾の大店法による説明会」 
下記のURLをクリックしていただくと、画面に表示されます。
http://domex.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-ce929d.html


イオンモールの建設工事はここまで進んでいます。
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中山道を挟んで真向かいにある「スーパーバリューセンタ−」の屋上駐車場からの眺望。
中山道を大宮方面から走ってきた車が右折すると大渋滞の原因になるため、左折して中山道を渡るようにするためのループ誘導路と陸橋がほぼ出来上がっています。
 上尾駅方面からモールに入る車のために道路を広げて、左折車線を作ってあります。
モールから戻るときは、すべて左折して大宮方面へ向かい、大回りすることが必要です。
このモールの難点は、中山道が狭いこと。
北側の上尾陸橋交差点は、今でも大渋滞で有名です。

競合激化で駅前商業施設が衰退することへの懸念

イオンモール上尾の規模を、アリオ上尾、ショーサンプラザと比べると、以下の通りです。
          イオンモール   アリオ上尾   ショーサンプラザ
  延べ床面積    50,000u    61,434u     46,575u
  店舗面積     30,900u    35,700u        ?
  店舗数       (130店)     78店       52店
  駐車場       1,768台    2,300台       500台
  駐輪場        648台     1,740台        ?

イオンモールは、上尾駅東口から中山道を南へ約1.4km先の左側に建設されています。自動車で出向くには難点がありますが、自転車で出向くには手近な位置にあります。
アリオ上尾は、上尾駅西口から西へ約2.5km先と遠いですが、上尾駅前からのケヤキ通りと上尾道路との交差点の角にあり、車での交通は便利で、渋滞はなく、広域からの集客が容易です。
 ショーサンプラザは、今でもアリオに押されて、かつてに比べて客数が落ち込んでいます。
 イオンモールとアリオ上尾との競合が激しくなると、あおりを受けてショーサンプラザの客数が大きく落ち込むことが懸念されます。
 駅前の商業集積を利用することで暮らしが成り立っているのは、高齢者ばかりではありません。子どもたち、自分用の自動車を持っていない高校生や大学生、若者たちもそうです。
女性は、自動車の運転をしない人が多いことも現実です。
 上尾市は、市民が自転車で上尾駅前にやってくることに水を差すかのように、ちょっと止めておいた自転車まで強制撤去の対象と脅かす政策をとり続けていますが、そんなことをいつまでもやっていて良い時でしょうか。

上尾駅前の活力あるまちづくりは、「上尾市」の課題では?

他市では、駅前を活力のあるまちとして持続させる「まちづくり」のために、図書館を生かして、自治体が積極的に役割を果たして成功した事例がたくさんあります。
 武蔵野市の武蔵境駅前は、市立図書館「武蔵野プレイス」が大型店舗を上回る来館者数で
活力にあふれたまちづくりに役立っていることで全国的に有名になっています。
 日本一の来館者数を誇る神奈川県大和市の図書館と文化ホールの複合施設「シリウス」は、大和駅前の再開発の中心施設となっています。
 私たちが来週見学に訪れる調布市の中央図書館は、「調布市立文化会館たづくり」の中の
4階〜6階にあり、1日平均2,000人近い来館者で賑わっています。最近作られたのではなく、調布駅前に立地して25年前に建設された歴史を持っています。
 身近な埼玉県内でも、桶川市桶川駅西口、鴻巣市鴻巣駅東口、さいたま市浦和駅東口、
川口市川口駅東口など、商業施設と同居した施設の中で、図書館が多数の市民に愛用されています。
 他の市に出来て上尾市には出来ない道理はありません。
 問題は、その気になること。そして、計画的に、早めに取り組むかどうか、ではないでしょうか。
 イオンモールがオープンすることで、上尾駅前をどうするかは必ず課題となるはずです。
 上尾市でもチャンスが訪れる、と考えたいものです。

令和元年度第5回上尾市図書館協議会が開催されます。
2月17日(月)午後1時30分から、
図書館本館2階集会室で
議題は、「上尾市の図書館の在り方」について

傍聴席は10人まで拡大されました。
抽選になる可能性もありますので、1時15分までに到着してください。









posted by ひろみ at 23:58| Comment(2) | 上尾のまち

2020年02月02日

No 44 ブロック塀問題に関わった職員への「懲戒処分」

1月31日、ブロック塀問題に関わった職員に対する「懲戒処分」が公表されました。 

当時道路課長(現都市整備部長)は、「停職1ヶ月」
当時都市整備部次長(現会計管理者)は、「戒告」
 


詳細は、市のホームページを参照して下さい。
https://www.city.ageo.lg.jp/page/016120013101.html

同時に、2月1日付け人事異動の発令が行われました。 

都市整備部長だった宮口達也氏は、総務部危機管理防災担当主席副参事へ異動。
会計管理者だった蜩c浩史は、子ども未来部主席副参事へ異動。
いずれも降格とされた異動です。

「懲戒処分」はあまりにも軽く、実質的な懲戒は人事異動で行われたと思われますが、それでも、民間企業における「懲戒処分」に比べると「甘い」と感じる市民が多いのではないでしょうか。
 昨年の市議会9月定例会に提案された「市長と副市長の給与を10%、市長は3ヶ月間、副市長は2ヶ月間減給」が、議会では否決されたままになっています。
職員への「懲戒処分」をこれで済ませたことは、「市長と副市長」の責任の取り方にも連動するものと考えられ、市議会3月定例会にどのような再提案がなされるか、新議会ではどのような審議がなされるか、が注目されます。

「ブロック塀工事問題を公正取引委員会に通知する方針」
を固めたことも、新聞に報道されました。
 


 市のホームページにはまだ公表されていないのですが、新聞社からの問い合わせには答えたものと考えられます。
 ブロック塀工事問題のことは、議会の100条委員会での証人喚問によって解明が進み、
新井元市長、小林元議長、畠山現市長の3人に対する「告発」が市議会12月定例会において全会一致で可決されました。
 それを受けて、官製談合防止法違反、公正取引法違反などの疑いについての市の対応が検討されていることが分りました。議会と市民に対しての説明が早急に求められます。

1月31日と2月1日の新聞報道をご紹介します。 

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 1月19日の本ブログNo 40の記事に誤りがありました。
お詫びして訂正させていただきます。

 京王線調布駅前の自転車駐輪場について「広大な駐輪場が地下に設けられており」と記していますが、実現できているのは広場に近い「文化会館たづくり」の地下の420台分であり、広大な広場の地下に作る計画案は、反対があって中止されたとのことです。


posted by ひろみ at 23:26| Comment(0) | 100条調査特別委員会