2019年11月05日

No 19 小林守利議員(前議長)の「証言」

上尾市議会、100条調査委員会の「証人喚問」での、
小林守利議員の「証言」


➀ブロック塀工事の経緯と内容について 

*「新井元市長は、通学路で心配だから直してほしいと思ったことを強調しており、小林議員は、市が工事したところだから市の責任でやり直すべきと強調しているように感じているが、市がやったのだから市の責任で直すべき」という根拠はどういうことか、との問いに対して、「『市でやった工事だから』は新井元市長も言っていたこと。何年前に工事したのかは把握していない」と答えました。
*一般的な保証期間はあるのか、との問いには、「1年間」と答えました。「40年前の古い工事であり、保証を求めることは無理なことではないか。法的な根拠は調査したのか」との
問いに対しては、「要望されたら受け止めることが必要だ。自分は不当な要求とは思わない」と答えたことには驚きました。
*「現地調査に出向いた市の担当職員は、『私有地内のことなので市では工事できない』と明確に断ったのではないか」との問いに対して、「明確ではなかった。自分は、断ったからトラブルになったとは思っていない」と答えました。職員の証言とはまったく違います。
「新井元市長宅へ職員3人と一緒に訪問する設定をしたのは誰か」との問いに対しては、
「私(小林議員)」と答えましたが、「訪問の目的は何か」との問いには、「トラブルを生じたことの説明のため」と答え、「トラブルの原因は何と思っているか」との問いには、「言葉の行き違い」と答えました。
「職員は謝罪したのではないか」との問いには、「申し訳ありませんでしたと言っていた」と答えました。この言葉は、謝罪していたことを認めたことになると思われます。
「ブロック塀の話は出なかったのか」との問いに対しては、「なかったと思う」と不明確な答えでした。
*「7月30日に開催された議会の全員協議会では、小林議員は、『市では工事できないと言われた』と2回述べていた。その言葉は、世間では断られたと認識する言葉である。それとも、思い違いだったということか」、との問いに対しては、「難しいとは聞いたが、できないとは聞いていない。自分は断られたとは思っていない」と述べ、前言を翻したことについては説明しようとしませんでした。

 ➁畠山稔市長、新井弘治元市長との関係

*「(2月畠山市長が当選した2017年12月の2ヶ月後の)2018年2月に、新井元市長と
小林議長と畠山市長が会食したこと、同年9月8日にも2度目の会食をしたと畠山市長が述べていたが、それは事実か」、との問いに対して、「2月に会ったことは覚えているが、9月8日のことはまったく覚えがない」と答えました。「9月には会っていないということか」との問いには、「2月以降はない」と答えました。畠山市長とまったく食い違っています。
*「3人での話の中で、ブロック塀の話はされなかったか」との問いに対して、「ブロック塀の話はなかった」と答えました。
*「2月8日に会うことになったきっかけは?」との問いに対して、「市長選挙のお疲れさん会としてセッティングしたもので、畠山市長を慰労するため」と答えました。
「お疲れさん会を持つ親しい間柄と言うことか?」との問いに対して、「その頃は良好な間柄だったと思う」と答えましたが、会食の場所や交通手段のことには「分からない」、「酒は?」についても、「自分は飲めない、おつきあい程度」とかわし、「費用はいくらくらい?」との問いには、「覚えている、常識の範囲」と答え、「誰が支払ったか?」との問いには、「新井さんが3人分払った。自分の分は後で車の中で払った。畠山市長が払ったかどうかは分からない」など、よどみなく答えました。
*「市長選挙」ではどのような応援をされたか?」との問いには、「街宣車で、地元をまわった」と答えました。
*「9月28日、新井元市長宅を訪問する際に、手土産としてカステラ3本を持って行ったとの証言があるが、知っていたか?」との問いには、「自分はお団子を持っていった」と答え、
「3本のカステラは、1本は元市長、1本は新井議員、1本は小林議長へと聞いたが?」との問いには、「私はもらっていない」と答えました。
*「ブロック塀の件、畠山市長は、お断りしたと述べているが、新井元市長が要望していることは知っていたか?」との問いに、「自分はお願いしたことはないし、新井さんが要望したかどうか、それほど深い付き合いではないから分からない。」と答え、「畠山市長はお断りしたと述べているので、誰かが要望したはずではないか?」との問いに対して、「私は知らない」と答えました。
*今年3月の市議会で、小川議員の質問に答えていた折に、畠山市長より、小林議員から
言われたこととして、驚くべき発言があったが、事前に何か聞いていたのか?」との問いに対して、「なかった」と答え、「どう思ったか」との問いには「信じられないことだった」と答えました。 

B平成30年度当時の、都市整備部長、都市整備部次長、道路課長との関係について 

*振り返って見ると、小林議員と幹部職員3人との関係について3人から証言された内容を小林議員に確認を求める質問はほとんどないまま時間切れになっていました。
 3人と小林議員の4人で新井元市長宅を訪問したときのことくらいしか取り上げられていませんので、都市整備部長室へ頻繁に出入りしてどんなことがあったのかなどは、さらに尋問することが必要なのではないかと感じています。

C随意契約について 

*委員長からの冒頭質問の中で、「随意契約の相見積りの集め方、提出の仕方などは慣習になっているのか」という問いに、「通常行ってきた」と答えました。
*「全員協議会で、小林議員は、工事1件あたり3社からの相見積りを美創建業に取りまとめて提出するように指示されたと述べていたが、それは今も確認できるか、との問いに、「その通り」と答えました。
小林議員の代理人(弁護士)が出した文書では、7件の見積書を提出したと書かれているが、それは、1件当り3社分、合計21通の見積書が含まれているのか、との問いには、「覚えていない」と答えています。
「全員協議会で、他社の見積書にも金額は美創建業が記入したこと、それは慣習となっていたと述べていたが、それに間違いないか」との問いには、聞き取りにくい答弁をしました。
「小林社長は、見積書への記入はすべて自分が行っていると答えていたが、どうなのか」とさらに質したことに対しては、「細かいところまでは分からない」と答えました。
*随意契約については、執行部側では過去5年分、4,000件の随意契約の内容の検証作業を進めていることですから、今後議会でも検証を重ねる機会があるとは思いますが、問題が多いことが予想されている点ですので、100条委員会でもさらに証人喚問を進めることを期待したいところです。

D上記に付随する内容について 

*小林議員と美創建業との関係について、「小林議員が会長をしていると言っていたという話を聞いているが、事実か?との質問に対して、「言っていない」と答え、会社には関わっていない、株主でもないし役員でもないなどと答えましたが、「会長と呼ぶ人がいるが?」との問いには、「便宜上そう呼ぶ人がいる」と述べ、「社員からはどう呼ばれているか」との問いに対しては、「社長と言われたり、議員と言われることもある」と答えており、けじめがついていないことを自ら認めています。
*「見積書を自分が市役所へ届けることがあるのではないか」、との問いに、「預かって渡したことはあるかもしれない」と答え、「行政との関係で社長と話すことはあるか、との問いに対しては「ある」と答えました。
*小林議員と新井元市長との交際関係について問われたことに対しては、「普通の付き合い」と考えていると述べ、社長との同居については「している」と答えました。
*予定されていた「証言を求める事項」が5項目に及び、時間も1時間半を超えたので、証言内容は膨大になっています。また、予定されていた事項ごとに集中して質問し、深めていくという進め方になっていなかったため、質問があちこちに飛んで、傍聴者には分かりにくく、中途半端な証言で終わったように感じるところがあり、残念でした。



posted by ひろみ at 22:47| Comment(0) | 100条調査特別委員会