2019年10月12日

「上尾の市政&議会」ウォッチング・レポート No 4 2019年9月18日

上尾市は随意契約の工事を総点検中!
6月の議会で問題となった元市長のブロック塀工事の随意契約.
他にも不法な契約はないか?  5年分累計約4,000件を調査へ。
「一般質問」で、井上茂議員と池田達生議員が疑問点を指摘!


井上議員は、疑問のある随意契約の事例を挙げ、調査を要求。
小林議員の長男が社長を務める美創建業との随意契約の工事の中に、他にも疑問があると、一覧表を示して質問しました。
浅間台地区での道路工事の具体例を挙げ、本体工事に付帯する工事2件を随意契約にしているのはムダ、一括して1件の工事として競争入札にかけて工事費を圧縮するべきではないかと質しました。
また、この契約に小林議員の関わりはなかったのか調べてほしいと要望しました。

随意契約の見直しについて、国からの指導があった(平成17年)ことに、どう対応したのかも追及。 
 国が指摘した「見直し」項目の一部事例
*随意契約にする理由は、具体的に説明できなければならない。
*合理的理由なしに分割して少額随員契約にしている場合は、一括契約として一般競争入札とする。
*随意契約情報を公表しなければならない。
*(随意契約の)内部監査を実施する。
 さいたま市では随意契約ガイドラインが作られましたが、上尾市ではまだ検討中です。

池田議員は、特定の業者に絞らず、随意契約の現状全容を明らかに。
 

 分割発注の疑いがある例として56件の工事名と金額を公表しました。
 その中で、戸崎パークゴルフ場のフェンス工事を6件に分割して、6件とも993,600円という随意契約をX社と交わしていることを挙げています。
 新井元市長の所有地内のグロック塀とフェンスの工事を7件に分割して随意契約とした例とよく似ています。
 こうした契約は、「官製談合防止法や、独占禁止法に反する可能性がある」ことが市からの答弁で述べられました。

 随意契約でありながら130万円を超えている事例8件、「特命随契」として、500万円以上、最高は5,707万円の契約が入札無しで行われている事例21件を公表
 これらの事例は、特別の事情や理由があってのことと考えられますが、だからこそ公平な審査や、事情の公表・公開をしっかりすることが求められます。
 上尾市ではそれらが余りにも不十分であることから疑惑が生じています。


8月度のパークゴルフ場利用者数は、何と1日平均13人 
池田議員のもう一つの質問は、パークゴルフ場の利用状況 
 6月1日に開設オープンして、8月末までの3カ月間の利用者数の悲惨な実態が明らかにされました。
1日平均の利用者数は、
6月=23.44人、7月=26.96人、
8月=13.37人(土日でも平均18人)。
猛暑の中でのプレイは高齢者には無理ということでしょうか、8月は深刻です。

9月1日から循環バス「ぐるっとくん」が上尾駅西口から、戸崎公園へ運行(2路線合計1日9便) 
 オープン後3カ月も経ってからとは、いかにも「泥縄」と言わざるを得ませんが、ようやく「ぐるっとくん」が戸崎公園へ乗り入れることになったことは朗報です。
 計画では1日平均利用者数100人ですから、まだまだ道は遠いと思われ、さらに対策が求められます。


 小林守利議員の一般質問は、
「抗議」と「反論」と「副市長批判」

職員で構成された調査委員会の「調査報告書」はでたらめと抗議 
 調査報告書に掲載された写真は、どこを撮影したのか不明なものと主張し、それを理由に「報告書は捏造されたもの」と話しを飛躍させ、それを公開したことは小林議員に対する名誉棄損であると抗議しました。

一つの工事を7つに分割したのは市がやったことであると反論 
 悪いのは職員で、自分は悪くないという姿勢で反論。圧力をかけたことはないのに圧力を感じたと言うのはおかしい、7つに分割したのも職員が勝手にやったことであり、自分には責任がない、と主張しました。

 批判の矛先は副市長へ
 県庁流の仕事の仕方を市役所に持ち込むことへの中傷から始まり、畠山市長を補佐してフェンスブロック塀事件の究明の指揮を執っていた松澤副市長に対しての批判を繰り返しました。小林議員は副市長を叩くことを作戦としているように見えました。

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 第3回100条調査特別委員会
正式名称「小敷谷地内フェンスブロック擁壁撤去・新設工事の経緯に関する調査特別委員会」を,9月17日9時半から開催 

今回の議題は2つ
@執行部(市長)への質疑
A調査事項の明確化 

 第2回の委員会では、この委員会の活動の進め方に関する諸々のことが検討されただけで、事件の内容についての検討はされ
なかったばかりではなく、新たな情報も明らかにされることはありませんでした。
 委員会の正式名称で「工事の経緯に関する調査」という言葉が使われているため、「経緯」という狭い範囲の問題に限定されのではないかと懸念されました。
 今回の委員会の様子では、原因分析や、責任の明確化、繰りかえされる事のないようにするための方策なども検討されそうです。

 「執行部への質疑」とは
 中身は、市長や副市長への質問ではなく、職員で構成した「調査委員会」の「調査報告書」の内容についての質問でした。
 物足りないという批判が多く出され、反面、小林議員からは捏造とかでたらめなどとののしられていた調査報告書でしたが、市議会では全会一致で設けられた「100条調査特別委員会」が調査を始めるに当たってはこれを活用することを前提にして、その不十分な点を改め、補強していく方向で率直に疑問も出され、論議されました。
 調査のために集められた資料や「証言録」などもそっくり活用されることになります。

出された質疑点(確認) 
➀「証言録」は黒塗り部分が多い。 市長、並びに、職員の「調査委員会」の委員が知っている情報は、
  当然、100条委員会にもそのまま黒塗りせずに提供すること。
  職員の「調査委員会」で集め、使った資料は全て100条委員会に提出してほしい。
 ➁井上議員が6月議会で質問するきっかけとなった「1枚のはがき」のコピーを公開すること。
 B畠山市長と新井元市長、小林前議長、それ以外の議員、職員との面会記録、公用車使用記録、小林前
  議長の公用車使用記録、などの提出を求めること。
 C職員の「調査委員会」ではできず100条委員会に委ねられた点
  (1)人によって証言が食い違ったままの点の究明。
   (2)新井元市長と新井金作議員から聞き取り。

調査事項の明確化 
  ➀職員の責任
  A畠山市長の責任
  B小林議員の責任
 最後はあわただしく終わり、新井元市長のことは何も触れられませんでした。


図書館のことを総合的に取り上げた「一般質問」はしばらくぶりでした。
図書館の問題でしばしば質問して来られた糟谷議員が12月で引退されるとのことで、想いを持って今回取り上げられたものと思われます。
画像のフィルニなっていますので、画面をクリックしていただければ、拡大してご覧いただけます。
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posted by ひろみ at 23:53| Comment(0) | 選挙

「上尾の市政&議会」ウォッチング・レポート No 3 2019年9月8日 

8月23日、「ブロック塀設置問題の調査委員会」が
市議会「全員協議会」に「調査報告書」を提出!

市長に任命された7人の職員による委員会が、弁護士の助けを得て、7月10日〜8月22日の43日間に19回の会合と調査活動を進めてまとめ上げたものです。
報告書は全文41ページ(内、本文26ページ、資料が15ページ)に及び、委員会のメンバーの労苦を評価して良いと思っています。議会にも地方自治法の100条に基づく強力な調査権を持つ調査特別委員会が設置されることになったので、それが本格的に動き出す前に執行部側の調査を済ませようと考えての対応とも考えられます。

気にかかったことは、報告書の末尾に【追記】された内容です。
直前の8月21日、正副議長室に、議長、副議長、議会事務局長、議会事務局次長、議会総務課長が小林議員と共に、6人揃っている場に、調査委員会の委員長と副委員長を呼び出し、小林議長が30分ほど調査内容についての意見を述べたとのこと。内容はつまびらかにされていませんが、小林議員の反論表明を議会のトップと議会事務局トップの集団が応援したとも受け取れ、二人の職員の委員会のリーダーにとっては、大きな圧力を感じることになったのではないでしょうか。

調査報告の内容と、それに対する小林議員の反論
調査報告書の内容は膨大で、このレポートでは詳しく伝えることは困難です。小林議員の反論も含め、要点は新聞報道が知らせてくれていますので、一例を以下にご紹介します。
 詳細を読みたい場合は、報告書全文、及び、概要(1ページ)とも、市のホームページのトップ画面の「重要なお知らせ」の欄の冒頭に紹介されており、簡単に検索できます。

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8月28日、第2回委員会を開催。進め方などを協議

市長側と議会側がそれぞれ独自に名称を付けているため、市民にとっては分かりにくいことですが、議会側が設置した100条調査委員会の正式名称は「小敷谷地内フェンスブロック擁壁撤去・新設工事の経緯に関する調査特別委員会」とされています。
「100条」は表現されておらず、それでも長い名称です。少しでも短く、と考え、上記のように「略称」を付けてみました。誰が発案者か知りませんが、「経緯に関する調査」という名称は適切なのか? 「名は体を表す」と言いますから、名称についてどんな議論がなされたのか、もっと明らかにしてほしいものです。

肝心なことは、「原因の分析」や、「再び繰り返されないための方策」
1回目の会議は、委員長と副委員長を決めるための会議で、8月9日の臨時議会で100条委員会の設置と委員の選出が決まった後に、別室で開催されました。
実質的な委員会は、8月28日のこの第2回委員会が初めてです。
この会議では、「議会の調査権」や、「委員会運営方針」、「弁護士の契約」、「今後のスケジュール」「記録の提出」などが協議されましたが、肝心の調査の内容や対象、原因分析と、それに基づく防止の方策の検討まで取り組むのか、などが不明確なままに終わりました。
調査内容の検討はこれからということであれば、次回の委員会に期待したいものです。
今後の進め方の議論の中では、職員による調査委員会がまとめた「調査報告書」(前ページに紹介)も活用して、迅速に調査や検討を進めて行くこととなりました。
職員の委員会が作った報告書では肝心のことが究明されておらず物足りない、などの意見が聞かれますが、その大きな原因は、新井元市長、その息子の新井議員の二人が、「聞き取り調査」に応じなかったことにあります。小林議員も聞き取り調査に1回しか応じておらず、2回目の要請があった時は、都合が付かないと応じなかったことが報告されています。
これらの調査は、職員の委員会にはもともと困難な壁であり、議会の、しかも地方自治法第100条に基づく強い権限をもった調査委員会が力を発揮して究明していくことを期待したいところです。

9月18日、9時半〜、第3回委員会の傍聴に出かけましょう!
(注)傍聴希望者が20人を超えた場合、9時15分に抽選が行われます。

次回からはいよいよ調査の内容に入ります。
注目したいのは、どのような調査を行うのか、原因分析をどこまで深めるか、再び繰り返されないようにするための方策をどこまで真摯に検討するか、そして議員の任期が切れる11月末までに「報告書」を作り上げる意思統一を委員がしっかりと出来るかどうかです。
私たち市民は、市議会3月定例会のさなかに、「西貝塚環境センターの入札に関する第三者調査委員会調査報告書」を受けた経験をしたばかりです。
あの報告書の中で、「失われた信頼を回復するために、市長や議長はじめ関係各機関が如何に真摯な取り組みをするか、『市民の皆さんが日々監視していくことが、公正で明るい社会を実現する源であることを再認識して頂きたい』と呼び掛けられていたことを思い起こそうではありませんか。
島村穣前市長と田中守元議長の腐敗汚職の事件の問題を調査したあの「調査報告書」に比べて恥ずかしくない内容の「調査報告書」を、委員会が作ることが出来るかどうか、厳しく見詰めていくことが、いま、市民の責任となっているのではないでしょうか。

「住民の監査請求」が認められ、監査委員会より畠山市長と関係職員に対して、「69,810円を返還せよ」と「勧告」がなされました。
上尾市では初めてのことで、画期的なできごとです。

元市長の所有地のブロック塀建設の工事費を市が負担したことは不当と、市民有志が市の監査委員会に監査請求をしていた件について、監査委員会は69,810円を市長と関係職員が返還すべきとの勧告を行うことを決定しました。
 上尾市が支払った工事費は6,933,600円でしたが、これは既に新井元市長の代理人が返還していますので、市が支払った日から、返還された日までの期間の金利相当分として計算された金額69,810円が妥当と決定されたもので、従来では考えられなかった変化です。

畠山市長のコメントは?
 2点の疑問が述べられていますが、市長と副市長の減給の提案をしていることで市長の責任問題は終わりと考えているのかという批判が出ていることもあり、市民からは、何を考えているのかとの声が出されています。 
畠山市長には、この金額も新井元市長に返還を求める責任があるのではないでしょうか。


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posted by ひろみ at 22:03| Comment(0) | 100条調査特別委員会

「上尾の市政&議会」ウォッチング・レポート No 7

市議選・立候補予定者数は45人に及ぶ勢いです! 
市選管の説明会に参加したのは44人でした。 
 10月10日午後1時半から、上尾文化センターにおいて、上尾市議会議員選挙への立候補予定者に対する説明会が開催されました。その様子をウオッチしましたので報告します。
 説明会への参加者は、1人の立候補予定者に付き2人までのチームを作って参加しており、選挙管理員会事務局がまとめた名簿では44チームの参加者で会場は盛況でした。 
 名簿を精査してみたら、「氏名非公表を希望する者」とされて、氏名不明が4チームありました。過去の例では、この場合は様子を見に来ただけで、立候補に至らないことが多いようです。
 ただし、かねてから活発に駅頭宣伝を展開している某氏は、会場にいたことは確かなのに、なぜか名簿には氏名が見当たりません。「氏名非公開を希望する者」の扱いになっているものと推定しています。
 以上のことから、説明会に参加した44人(チーム)のうち、41人が立候補する意思ある方々と受け止めました。

引き続き立候補が予想される以下の4人の現職議員の氏名が、なぜか名簿に見当たりません。
 小林守利議員、新井金作議員、嶋田一考議員、道下文男議員 

 大事な急用が出来た、体調不良、などで参加できなかったのかもしれませんが、代理人の参加で対応している議員もかなりおられる中、その必要も感じておられないのかと疑問を感じます。
それはさておいて、この4人の議員は再選を目指して立候補する意思はあるはずと推測しています。

合計45人による、かつてない激戦が予想されます。 
 説明会に参加した41人にこの4人をプラスして、合計45人が立候補する可能性が高く、15人が落選する激しく厳しい選挙戦となります。
 市民にとっては、多様な選択肢が得られることになりますので、過去の実績や、人柄、市政に対する想い、政策などを検討し、「いい市政、いい議会をつくる」ために誰を選ぶかをよく吟味して投票に出かけることが大切になります。
 情報を知らせ合うことや、意見交換に努め、投票率を高めることで応えたいものです。

 「立候補予定者説明会」に参加された方々と
(+現職4人)合計45人の名簿は、以下の通りです。


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posted by ひろみ at 20:58| Comment(0) | 選挙